日本全国には、様々な方言が存在しますが、その中でも特に「かわいい」方言と評される言葉があり、そんなかわいい方言をランキング形式でご紹介します。
各地域の魅力や特徴、そして私たちがどうしてその方言に惹かれるのか、興味深い点も深掘りしていきます。
方言にはその地域の文化や歴史が色濃く反映されており、言葉一つ一つにその土地の温もりや人々の暮らしが表れています。
本記事を通じて、日本各地の個性豊かな方言の魅力を再発見していただければ幸いです。
全国のかわいい方言:厳選ランキング10選
栃木弁の独特さ:10位
10位は栃木弁で、小さな声でボソボソと話すスタイルが印象的です。
この控えめな話し方は、栃木弁の魅力の一つと言えるでしょう。
(例文)
・ばかもん – 「ばか者」という意味で、非難や驚きを表します。
・いけね – 「いけない」という意味で、不適切な状況や行動を指摘します。
・じゃんね – 「じゃないか」という意味で、確認や同意を求める際に使われます。
富山弁のユニークさ:9位
9位は、富山弁です。
富山弁はかわいさだけでなく、「ちょっと下品に聞こえる」ような表現も特徴的です。
・だべ – 「だろう」という意味で、推測や確認を求める際に使われ、「今日は晴れだべ?」などのように使います。
富山弁では「だべ」が文末につくことで、話し手の推測や見解を表しますのでちょつとユニークですね。
(例文)
・べったり – 「とても」「非常に」という意味で、何かが特に強くあるいは多くの状態を示す際に使われます。
例えば、「べったり暑い」は「とても暑い」という意味です。
・へばる – 「疲れる」という意味です。長時間の労働や運動などで疲れた状態を表現する際に使われます。
例:「今日はずっと働いてへばったわ」
津軽弁、青森弁謎めいた響き:8位
8位には津軽弁・青森弁で聞き取りにくいことで有名な方言です。
テレビで青森の方が話すと字幕が必要になるほどと、極端な表現をすることがありますが、最初に津軽弁・青森弁を聞くと正直意味が理解できません。
しかし、津軽弁・青森弁は何となく強調の意味があり、この方言を話す女性の声は不思議と魅力的です。
(例文)
・べら – 「とても」「非常に」という意味の強調語です。
・しゃーない – 「仕方ない」という意味で、あきらめや受容を表します。
・がぶがぶ – 「たくさん飲む」という意味で、大量に飲む様子を表します。
福島弁:7位
7位には、ほっこりとした福島弁で、東北地方の方言の中でも、
福島弁はその素朴な響きで人気を集めています。
特に「ズウズウ弁」として知られ、寒い地方特有の「口をあまり大きく開けずに話す」スタイルが特徴的です。
例えば、「どしたんで?」という福島弁は、そのやわらかさで心を温めます。
(例文)
・でけっぺ – 「大丈夫」という意味で、安心や確認を求める際に使われます。
・がっつり – 「しっかりと」という意味で、物事をしっかりと行う様子を表します。
・べらぼう – 「とても」「非常に」という意味の強調語です。
沖縄弁のカラフルさ:6位
6位には色鮮やかな沖縄弁で、「なんくるないさー」といったフレーズで知られ、近年はこの方言を使う芸人も増えてきています。
沖縄弁はそのリズムと響きで、聞く人を明るい気分にさせます。
(例文)
・うちなー – 「私たち沖縄の」という意味で、沖縄の人々や文化に関連する際に使われます。
・めんそーれ – 「ようこそ」「いらっしゃい」という意味で、歓迎や挨拶に使われます。
・やんばる – 「がんばる」という意味で、努力や頑張りを表します。
金沢弁:5位
5位に選ばれたのは金沢弁で、北陸地方、石川県の金沢周辺で話される言葉です。関西弁に似ているとの声もありますが、実際には独自の特色を持ちます。
(例文)
・けぇど – 「だけど」「しかし」という意味で、逆説的な接続を示します。
・わざわい – 「大変」「困ったこと」という意味で、困難や問題を表す際に使います。
・しゃあない – 「仕方ない」という意味で、諦めや受容を表す際に使われます。
名古屋弁:4位
第4位は名古屋弁です。
多くの人は「えびふりゃー」という言葉を連想しますが、実際にはほとんど使われていません。
名古屋は東海地方の中心都市で、名古屋弁が主流です。
かつては織田信長や豊臣秀吉も名古屋弁(尾張弁)を話していたとされます。
名古屋弁の「かわいさ」も注目されて、特に「でら好き…」などのフレーズは、その愛らしさで人々を魅了します。
(例文)
・ちゃうちゃう – 「違う違う」という意味。誤解や間違いを指摘する際に使われる。
・どえりゃ – 「とても」「非常に」という意味で、強調を表す言葉です。
・ちゃんと – 「きちんと」という意味。正確さや適切な方法を強調する際に使われる
広島弁:3位
広島弁が3位で、最近注目されている広島カープやカープ女子の影響で、その知名度は急上昇中です。
「?じゃけえ」「?じゃ」といった独特の表現は、多くの人々にとって魅力的な響きを持っています。
例えば、「明日は仕事休みじゃけえ、デートしよ!」というフレーズは、そのかわいらしさで印象に残ります。
(例文)
・べらぼうめ – 「とんでもない」という意味で、驚きや非難を表します。
・けっこうじゃけえ – 「いいね」という意味で、良い状況や提案に対する同意を表します。
・じゃけえ – 「だから」という意味で、理由や結果を説明する際に使われます。
関西弁:2位
関西弁が2位で、多彩な関西弁で一番ポピュラーなのが大阪弁で、この方言は、そのユーモラスさで知られています。
「なんでやねん!」といったフレーズはもちろん、大阪弁の独特な魅力を探ってみましょう。
(例文)
・ちゃうねん – 「違うんだ」という意味。誤解を正す際に使われる。
・せやな – 「そうだね」という意味。同意や理解を示す際に使われる。
・ほんまに? – 「本当に?」という意味。驚きや確認を求める際に使われる。
博多弁:1位
堂々一位は、みんな大好き博多弁です!
博多弁の魅力が盛り上がっているのは、最近メディアでよく見かける博多弁を話す芸能人の影響もあります。
特にある有名なCMで聞かれる「とっとーと?」のフレーズは、そのかわいらしさで多くの人々を虜にしました。
(例文)
・せんといかん – 「しなければならない」という意味で、何かをする必要がある時に使われます。
・どげんかせんといかん – 「何とかしなければならない」という意味。解決策を見つける必要がある状況で使われます。
・なかなかどうして – 「なかなか良い」という意味で、褒め言葉として使用されます。
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まとめ
日本全国の様々な方言、その中でも特に「かわいい」と評される方言いかがだったでしょうか。
そのなかでも、特にお気に入りの方言、気になる方言があったかと思います。
かわいい方言は見つかりましたか?
方言は地域の色を映し出し、話題の種としても楽しいものです。
都会で地元の方言を聞くと、つい反応してしまうこともあるでしょう。
親しい人の方言を学ぶのは、新たな発見や楽しさがあるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。