「かるう」の方言は九州の言葉、特徴、魅力を完全ガイド

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「かるう」はの言葉は方言で、九州地方で使われるおもしろい方言で、その「かるう」の意味と特徴についてご紹介させて頂きます。

「かるう」という方言は、主に九州地方で使われて「背負う」や「おぶう」という意味の言葉で普通に使われているので九州では標準語と思われている人もいるようです。

語源は、古語の「担う」から来ていると考えられ、他にも「背負う」の方言としては、「しょう」「かたねる」「かづく」「おぶる」「せたろう」などがあり、日本には色々な方言があって、おもしろいですね。

例文としては、まごばかるーて、どこいきよんしゃーと(孫をおぶってどこに行くの)などがあります。

その中でも、この記事では九州で標準語と思われている「かるう」について、詳しく見ていきたいと思いますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

「からう」の方言の意味、地域ごとのユニーク言葉

「からう」の方言の意味である「背負う」という動作を表すための様々な方言が日本には存在します。

例えば、東北地方や関東地方では「しょう」という表現が使われ、石川県や新潟県では「かつぐ」と言います。

さらに、新潟県吉田弁では「かたねる」や「かづく」が聞かれます。

福島弁では「おぶる」という言い方が一般的です。

奈良県では、標準語の「背負う」が普通ですが、急いでいる時には「早くかるうしょって!」というフレーズを使うこともあります。

また、奈良の高齢者の中には「せたろう」と表現する人もいます。

興味深いことに、「せたろう」は奈良だけでなく、兵庫県の播磨地方でも使用されています。

「せたろう」は、昔の物語の中で「薪をせたろうて歩く」といったシーンで使われることが多いです。

これは、古い関西弁の雰囲気を感じさせます。

標準語に慣れていると、「せたろう」という表現には馴染みがないと言います。

私が調べた範囲では、「かるう」「しょう」「かつぐ」「かたねる」「かづく」「おぶる」「せたろう」といった表現がありました。

日本にはさらに多くのユニークな方言が存在するかもしれませんね。

「かるう」の方言、全国の例文10選

「かるう」の方言を全国の特徴がある例文10選ピックアップして紹介させて頂きます。

・「かるう」(奈良県)

例文:「早くかるうしょって!」(早く背負って!)

・「かつぐ」(石川県・新潟県)

例文:「荷物は自分でかつぐんだよ。」(荷物は自分で背負うんだよ)

・「おぶる」(福島弁)

例文:「荷物をおぶって」(荷物を背負って)

・「かづく」(新潟県・吉田弁)

例文:「荷物かづいて」(荷物背負って)

・「しょう」(東北・関東地方)

例文:「荷物をしょうで行こう。」(荷物を背負って行こう)

・「かたねる」(新潟県・吉田弁)

例文:「荷物をかたねって行く。」(荷物を背負って行く)

・「しょる」(九州地方)

例文:「荷物をしょって」(荷物を背負って)

・「せたろう」(奈良県・兵庫県播磨地方)

例文:「荷物をせたろうて歩く」(荷物を背負って歩く)

・「なおす」(岡山弁)

例文:「荷物をなおしてきた。」(荷物を背負ってきた)

・「かける」(愛媛弁)

例文:「荷物をかけて市場へ行く。」(荷物を背負って市場へ行く)

これらの方言は、すべて「背負う」と言う方言ですが、それぞれの地域の伝統や日常生活に根差しており、言葉の地域色を楽しむ良い例です。

また、これらの言い回しは、地域によって生活様式や風土の長い歴史を感じる方言ですね。

まとめ:「かるう」

「かるう」という方言は、特に九州地方で一般的に「背負う」や「おぶう」という意味で使用されれました。

そういう意味を考えると、日本には「背負う」を意味する様々な方言が存在し、「しょう」「かつぐ」「かたねる」「かづく」「おぶる」「せたろう」などがありましたね。。

全国的に見ると、「しょう」(東北・関東地方)、「かつぐ」(石川県・新潟県)、「かたねる」(新潟県吉田弁)、など多様な表現が存在し風土を映し出していますね。

もし、この「かるう」を方言でなく、気にして聞いていないと、「軽い」のような思い込みをするケースが多いかと思います。

以上、方言の参考になりましたでしょうか。

私としまして、日本の方言は奥が深いことに、改めて知りました。

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