「びっくらこいた」はどこの方言?、意味、語源、使用例まで徹底解説

関西弁

このブロブでは、「びっくらこいた」がどこの方言で、どのような意味かなど、例文で説明しながら紹介します。

「びっくらこいた!」

みなさん、急に誰かに肩を叩かれたり、予想外のことが起こったりした時、思わずこんな言葉が口から飛び出したことありません?

この「びっくらこいた」って、関西弁の中でもよう使われる言葉やね。

ほんまに驚いた時はもちろん、ちょっとした驚きを面白おかしく表現したい時にもピッタリな言葉です。

今回は、この「びっくらこいた」について、意味や使い方、語源からどこの方言かまで、おもろおかしく解説していきます。

せやから、最後まで読んだら、きっとみなはんも「へぇ、そうやったんか!」ってわかって頂けるかとおもいます。

「びっくらこいた」の方言の意味は?

方言たろう
方言たろう

「びっくらこいた」の方言の意味は・・・・・?

皆さん、「びっくらこいた」って聞いたことあるやりますか?

この言葉を初めて耳にした時、ちょっとびっくらこいたんです。

「びっくらこいた」言葉は、標準語で言うたら「びっくりした」とか「驚いた」ちゅう意味です。

例えばな、道歩いとってガタガタ言うて地震が来たら、「あらまあ、びっくらこいた!」

本当に予想外のことが起こった時に、思わず口から出てくる言葉で、地元は無意識に使ってしまうほどの言葉です。

この「びっくらこいた」の言葉は「びっくり」に「こく」(来る)が合わさってできた言葉やと考えられ、「こく」は方言で「来る」の意味やから、「びっくりが来た」ちゅうニュアンスになるわけです。

この言葉には、単純に驚いただけやのうて、ちょっと面白おかしい感じも含まれてます。

だから使うとき、声のトーンも少し上がって、「びっくらこぉいた!」みたいに語尾が上がる使い方も多いんです。

「びっくらこいた」の変化形

ちなみにな、「びっくらこいた」には変化形もあるです。

例えば、「びっくらこく」言うて、現在形で使うこともあるし、「びっくらこいとる」言うて進行形で使うこともあります。

もっと驚いた時には「がびっくらこいた」言うて「が」をつけて強調する使い方もあります。

「びっくらこいた」はどこの方言?

「びっくらこいた」関西弁でっせ、しってました?

では、「びっくらこいた」言うんはどこの方言かというと、実は関西弁なんや。

特に大阪弁として有名やけど、兵庫や京都、奈良なんかの関西圏全体で使われとる言葉です。

関西人は、小さい頃から学校で友達が突然変な顔したら「なんや、びっくらこいたわ」言うたり、テレビで予想外のニュース見たら「まぁ、びっくらこいた」言うたり、日常会話でよう聞く言葉です。

関西地方では、ある意味標準語のように使われますところが、ユニークですね。

ほんでもって、「びっくらこいた」の「~こく」系の言葉がほかにもあるり、例えば「うれしこく」(嬉しい)とか「かなしこく」(悲しい)とかあります。

これらも「びっくらこく」と同じような感じで使う言葉です。

最近はな、関西弁ブームもあって、関西以外の地域でも「びっくらこいた」使う人、よーけおるみたいですね。

テレビとかで聞いて覚えた人も多いんちゃう?

「びっくらこいた」の特徴、イントネーション

関西弁の「びっくらこいた」にはな、独特のイントネーションとリズムがあるです。

「びっくらこいた」は、リズム感を大切にして発音するんが肝やで、「びっくら」をちょっと高めに、「こいた」を少し低めに言うんがコツです。

発音は「びっくら↑、こいた~↓」のイントネーションがコツです。

「びっくらこいた」の方言の語源は?

「びっくらこいた」の語源について、ちょっと掘り下げてみます。

この言葉の元になっているのは、もちろん「びっくり」ですね。

「びっくり」言うんは、江戸時代から使われとった擬態語で、驚いた様子を表すんや。

そこに関西弁特有の「~こく」(来る)がくっついて、「びっくらこく」になり、「こく」は標準語の「来る」のアクセントが変化したもんやと考えられてます。

面白いんが、「びっくら」の「ら」の部分。

これは音便化言うて、言葉を滑らかに発音しやすくするために入った音やと言われとるんです。

「びっくこく」よりも「びっくこく」のほうが、関西弁らしい軽快な響きになりますね?

「びっくらこいた」の方言を使った例文と意味

方言じろう
方言じろう

「びっくらこいた」の例文で詳しく説明します。

では、実際にどんな風に使うんか、例文を紹介します。

1. 「うわっ!後ろから肩叩かれてびっくらこいたわ!」
(意味:後ろから突然肩を叩かれて驚いたよ!)

2. 「昨日の地震、めっちゃびっくらこいたわ。家の中のもんがガタガタ言うてな」
(意味:昨日の地震にはとても驚いたよ。家の中の物が揺れてね)

3. 「そないな高額当選するなんて、ほんまにびっくらこいたわ」
(意味:そんな高額当選するなんて、本当に驚いたよ)

4. 「急に告白されてびっくらこいとるわ。どないしよ」
(意味:突然告白されて驚いているよ。どうしよう)

5. 「あいつの変身ぶりには、みんながびっくらこいとったで」
(意味:彼の変身ぶりには、みんなが驚いていたよ)

こんな感じで使ってます。

「びっくらこいた」は単に驚いただけやのうて、ちょっとおもろい、軽い驚きを表すときによう使うのが特徴です。

まとめ

今回の言葉、「びっくらこいた」は関西弁で、標準語の「びっくりした」「驚いた」に当たる言葉で、地元は標準語と勘違いするほど日常的に使っている言葉であり方言です。

大阪を中心に関西圏でよう使われている言葉ですが、最近は関西以外でも聞くことがおおくなりました。

使う時は、ちょっとおもろおかしい驚きを表すんに向いていて、言葉にリズム感があって、関西弁特有の軽快さが出とるんが特徴の言葉です。

ただ、フォーマルな場面では使わない方が懸命で、深刻な場面でも避けた方が良いかもしれん。

事実「びっくらこいた」を使うたら、関西人みたいに聞こえるかもしれませんが、使い方を間違えんように気をつける必要の言葉。

せやけど、会話を楽しくする、場を盛り上げる方言やと思います。

ほんじゃ、この記事読んで、みなはんも「ちょっとびっくらこいたん」とちゃうかな?

関西弁の魅力、ちょっとでも伝わったらええなぁ・・・・・と思ってます。

「びっくらこいた」を是非覚えて使ってな!

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