「いがむ」はどこの方言?、意味、語源、使用例まで徹底解説

関西弁

このブログでは、「いがむ」どこの方言で、どのような意味かなど、例文を交えて紹介しています。

 

「いがむ」という言葉は、実は奥深い意味と使い方を持つ関西・西日本の方言です。

 

個の言葉は、「意地を張る」「むくれる」「拗ねる」という意味から、態度や様子、心情の表現するときに使う言葉なのです。

 

本記事では、「いがむ」の意味や使い方、語源、そして類似表現までを徹底解説します。

 

では、「いがむ」という関西弁の魅力に触れながら紹介しますので、最後まで読んで興味を持って頂けると嬉しいです。

「いがむ」の方言の意味は?

方言たろう
方言たろう

「ちょんぼ」の意味を紹介しまっせ。

読んでってな!

「いがむ」という言葉、皆さんは聞いたことがありますか?

 

 

この言葉は、主に関西から西日本にかけて使われる方言で、標準語に直すと「意地を張る」「むくれる」「拗ねる」という意味です。

 

「いがむ」は、人の態度や心情が素直でなくなったり、不機嫌になったりする様子を表現する時に使い、例えば、「あの子、いがんでる」と言えば、「あの子、拗ねている」という意味になります。

 

また、「いがむなよ、そんなことで」と言えば、「意地を張るなよ、そんなことで」という意味になります。

 

この「いがむ」という言葉は、様々な場面で使われる表現ですので、代表的な使い方をいくつか紹介します。

 

・「あいつ、いがんどる」
(あいつ、拗ねている)

 

・ 「子供がいがんでぐずっている」
(子供が拗ねてぐずっている)

・「そんなにいがむな」
(そんなに意地を張るな)

・「いがんでしまって話せない」
(拗ねてしまって話せない)

 

このように、「いがむ」の言葉は関西・西日本の特有の表現力豊かな方言で、人の心理状態を巧みに表現出来ます。

「いがむ」のことはどこの方言?

方言たろう
方言たろう

「いがむ」の意味を紹介しまっせ。読んでってな!

「いがむ」は、主に関西から西日本にかけて使われる方言で、大阪府、京都府、兵庫県、広島県、岡山県などで広く使われています。

 

 

ただし、地域によって少し言い方に違いがあり、大阪では「いがむ」が一般的ですが、広島では「いがる」という言い方も聞かれ、九州の一部地域でも使用されることがあります。

 

また、「いがむ」の語尾の使い方が、より関西弁を強調すします。

 

例えば、語尾に「~や」「~やん」をつける、「いがんどるやん」のような感じが、関西的表現であり、直接的に感情を率直に表す言葉であるのも特徴ですね。

(大見出し)「いがむ」の方言の語源は?

「いがむ」の語源については、諸説ありますが、最も有力なのは古語の「いがむ(歪む)」から来ているという説です。

 

古語の「いがむ」は、「曲がる」「ゆがむ」という意味があり、これが心理的な意味に転じて、「心が曲がる」「態度がゆがむ」という意味で使われるようになったと考えられています。

 

関西・西日本地方で広まり、現在の「意地を張る」「拗ねる」という意味の「いがむ」になったと推測されます。

(大見出し)「いがむ」の方言を使った例文と意味

方言じろう
方言じろう

「いがむ」の方言を例文で説明しますので、読んでってな。

「いがむ」は日常会話でよく使われる表現です。具体的な例を見てみましょう。

 

・「あの子、またいがんどる」
(あの子、また拗ねている)

 

・「そんなにいがむなよ、話し合おう」
(そんなに意地を張るなよ、話し合おう)

 

・「彼、いがんでしもうて口きいてくれへん」
(彼、拗ねてしまって話してくれない)

 

・「ちょっとしたことでいがむな」
(ちょっとしたことで意地を張るな)

 

・「あいつ、負けていがんどるわ」
(あいつ、負けて意地を張っているよ)

 

・「彼女、なんかいがんでるみたいや」
(彼女、なんか拗ねているみたいだ)

 

・「山田さん、上司に怒られていがんでるで」
(山田さん、上司に怒られて拗ねているよ)

「いがむ」の類義語の方言を使った例文と意味

方言じろう
方言じろう

「いがむ」の類義後を例文で説明しますので、読んでってな。

「いがむ」以外にも、似たような意味を持つ関西・西日本の方言や他の地域の表現がたくさんあります。

いくつか見てみましょう。

 

1. 「すねる」(標準語):「いがむ」とほぼ同じ意味

例:「そんなにすねるなよ」
(そんなに拗ねるなよ)

 

2. 「ふくれる」(標準語):「不機嫌になる」「むくれる」

例:「あいつ、またふくれとる」
(あいつ、またむくれている)

 

3. 「しゃくる」(関西方言):「ひがむ」「ねたむ」

例:「負けてしゃくっとるわ」
(負けてひがんでいるよ)

4. 「へそを曲げる」(慣用句):「機嫌を悪くする」

例:「ちょっとしたことでへそ曲げんなや」
(ちょっとしたことで機嫌を悪くするなよ)

これらの言葉、とても似ているように見えますが、使う地域やニュアンスが少し異なります。

 

「いがむ」は関西・西日本の方言で、「意地を張る」というニュアンスが強い方言で、「すねる」「ふくれる」は標準語で、全国的に使われます。

 

「しゃくる」は関西方言で、嫉妬の意味合いが強い言葉ですね。

まとめ

いかがでしたか?

 

「いがむ」という方言から、関西・西日本方言の奥深さや面白さが見えてきたのではないでしょうか。

 

「いがむ」は、「意地を張る」「むくれる」「拗ねる」という意味を持ちながら、態度や様子、心情の表現など、様々な場面で使う言葉です。

 

関西から西日本にかけて広く使われていながら、地域によって微妙な使い方の違いがあるのも興味深い点ですね。

 

是非、「いがむ」の方言を通じて、ちょっとでも方言の魅力を感じてもらえたら幸いです。

「あほくさ」の方言を覚えて、是非使ってな!

 

 

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